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午前中、電話がありまして。
「STAXのヘッドフォンが届きましたよ」とのこと。
午後、早速ショップに向かい、
…衝動買いしたわけじゃない。
単にデモ機を借りただけです。
個人的には、店で試聴してそれっきり、というパターンと思っていたのですが、
「自宅で聴かれた方がわかりやすくていいですよ」
と言われたので、2つ返事で持ち帰ったというわけです。
このデモ機、月曜までに返却しないといけないそうなので、
ベイヤーとの比較試聴は残念ながら叶いませんでしたが、
自宅で聞けたのは非常に大きいモノがありました。
というわけで。
触ってみた「感想」をつらつらと書いていこうかと思います。
接続
メーカーはライン接続を推奨していて、ドライバーであるSRM-006tの取説もライン接続を前提に記述してあります。
が、私のシステムはもう空きがない…
仕方無いのでプリアウト端子に接続しました。
プリアウト端子には、接続して良いともダメとも書いてないので正直微妙でしたが、
とりあえず音を出すことには成功、特に問題はない様子です。
ただ、プリメインアンプ側のボリュームを大きくしすぎると、音を割ってしまうので、そこだけは注意したいところです。
ここでは、ドライバー側のボリュームを“9”(要は4時)の位置に固定、アンプ側で音量を調整します。
外観
ドライバーが思ったよりも大きくて重い…
そして、動作中はかなり熱を持ちます。
どのくらい熱くなるかというと、火傷をするほどではないが、素手で触るのがはばかられるぐらい。
ヘッドフォン自体もちょっと安っぽいかな。
片手で着脱したり、落としたらハンガーを割ってしまいそう。
きしめんの様なぶっといケーブルもマイナス面。
音質
すげー。
ちょっと低音過剰かな、とも思いましたが、
ATH-W100が低音不足気味だったので、これが正しい姿かと。
柔らかい高域(ハイ落ちという意味ではない)と
自然なボーカル帯域。
音量を上げてもうるささを全く感じさせません。
あらゆる面でATH-W100を凌駕しています。欲しくなりました。
ただ、テクノやロックではちょっと物足りない。
あと、このヘッドフォンでは
モニターできません
こんなシステムでモニターした日にはSTAXでしかうまく鳴らないCDの出来上がりです。
思うにこのシステムは「如何に微細な音を拾うか」というよりは「如何に音楽で感動するか」ということに重きを置いているのでしょう。
その他諸々のこと
ヘッドフォン本体にいくつか取り扱いの注意が。
曰く、「風呂上がりの状態で使用するな」「保存時は乾燥した場所へ」等々。
オープンエア方式のうえ、吸音材がほとんど無い構造なので、音漏れはATH-W100よりも大きいと感じました。
自分の周りに人がいて、その人たちに聞こえては困る、というシチュエーションには向いていません。
とはいえ、スピーカーよりも遙かに小さい音ですので、深夜使えない、というわけでもありません。
総括
場所は取るし、接続は難儀する。ルックスはイマイチで華奢。
それでも音質は一級品。導入するに値する製品だと確信しました。
…ただ、これを使うのなら、もう一台ダイナミック型のヘッドフォンが欲しいなぁ。
いや、別にこれと音の傾向が正反対じゃなくてもいいんだけど…
月曜日はきっと遅くなるだろうから、日曜日に返しに行こうかね。