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11月8日。日曜日。
仕事はとりあえず午前中で終わり。終わらなくても終わり。
「最近の運送会社は日曜日でも動いてくれるから、もしかしたら今日納品してくれるかも」
などと思いながらそそくさと帰宅し、昼食。
予感的中。
例のオーディオショップから連絡。
「品物が揃いましたので、ご来店お待ちしております」
おお、いよいよですよ。はやる気持ちを抑えつつ、ショップに突撃。
さて、出迎えてくれた店員、開口一番に。
「あのですね、T1の件に関しては、僕らも知らされていなかったので…本当に申し訳ないが、運が悪かったとしか言いようがないです。」
…いや俺、まだ何にも言ってないですよ!
現状、ショップ向けの発表とWebでの発表は同じタイミングなので、新製品の情報に関しては、ユーザー>ショップと言うことはままあるそうで。
というか、はじめの話がいきなりそれかよと。
確かにね。
試聴をお願いしたのが8月。
TASCAMがもっとマシな対応をしてくれれば9月頃には購入する機器が決まっていたわけですからね。
試聴機の手配ミスと延期で、最悪のタイミングになってしまったと。
まあ、「ショップにだまされた!」と文句言われないための逃げも相当あるでしょうが…
まあ、気にしてないと言えば嘘になりますが、
今更試聴する気にもなりませんから、店員には是非とも安心していただきたい。
あと、他の店員に「ちょっと暴走してませんか?」と心配されました。
CM1を遙かに超える投資額なのでそう思われても仕方無いですね。
こんな事ならもったいぶらずにマイクロピュアのスピーカーを買っても良かった…かな?
なんかもう店に入ってからいきなりヘッドフォンそっちのけなネタ満載で困ってしまうのですが、ようやく入手に成功したわけで。足早に帰宅。
この喜びを記録しておきたい、と言うことで、適当に並べて記念撮影。
ぱちり。
というわけで。
DT990とSRS-4040をお買い上げしたわけです。
SRS-4040は、ドライバー同梱なのでさすがに箱が大きい。
これだけ見せられれば、とても中身がヘッドフォンだとは思えませんね。
DT990の箱が小さく見えますが、DT990の箱も大概大きいですよ!
頭は一つしかないので、同時に2つのヘッドフォンを聴くことはできませんが、
それでもこの2つは異なる魅力を持つモデルでどうしても一つに絞る事ができず、同時購入となったわけです。
早速箱から出してセッティング。
いや、本来ヘッドフォンにセッティングもへったくれもないのですが、
STAXの大きくて重い専用ドライバーをセットしないといけませんからね。
日曜日の昼間からヘッドフォンで音楽鑑賞なんて何だか変ですが気にしない。
DT990の方はつないだ瞬間から試聴機に近い鳴りっぷりで大満足。
いわゆる「最初からクライマックス」状態なのですが、
SRS-4040の方は…
こっちはダイアフラムの動きが固いらしく聴き始めは異様に突っ張った酷い音。
思い起こせば10年前、SRS-001Mk2を購入したときもそうでした。
凄まじいハイ下がりで「こりゃあ一体どういう事だ?」と悩んだ位でしたが、鳴らしていくほどに整うバランス。以来10年間ポータブルのメイン機に君臨し続けているわけで。
とりあえず電源を入れ、スタンバイ状態のままで放置。
音は出していないのでダイアフラムは動いていないのですが、これでも大分変わりました。
DT990の様なハイ上がりではないですが、美しく伸びる高域。
吹けば飛んでいきそうなボーカル。軽々しいと言う意味ではないですよ。
DT990では絶対出せないふわりと広がる音場は魅力ですが、非常に控えめな鳴り方なのでソースによって使い分け。
どこかの個人ブロガーがSTAXを「儚い」と表現していましたが、正にそんな感じ。
とりあえず未だ本領発揮というわけではなさそうなので、もう少し様子見が必要ですね。
あと音質とは関係ない難点として
ドライバーが真空管式なので爆熱&定期的なメンテナンスが必要
音が完全にだだ漏れなので他人に聴かれては困るソースの再生が難しい。
まあこの辺は分かっていた事なので別にどうと言うことはないのですが、
実はDT990を買った理由は上記の問題を回避するため、というのもあったりします
ついでにたまたま帰省していた家族に聴かせてみました。
DT990→リズムを刻むバスドラとシンバルのシャーンが非常に心地よい。でもシンバルが出過ぎ。普段聴くジャンルを考えると後述のSTAXよりこちらの方が良い。
STAX→過剰なドンシャリが押さえられているので管楽器はこちらの方がいいかも。ただ、巨大で重くて、あまりにも音がだだ漏れなのが難点。
ATH-W100→スタンダードっぽい鳴り方だけど、大きさの割に耳の入る穴が小さくて耳が痛い
ここまで言う癖に本人はオーディオマニアでも何でもないのですよね。
アンタやっぱりもう少しオーディオに金かけるべきだよ。
さて、これで深夜も快適に音楽を聴く態勢が整いました。
とりあえず、これで10年は戦える。
初代MDR-CD250で数年。
当時は5000円を捻出するのすらつらかった頃。
値段の割に立派な作りだったので…というか密閉型はそれしか予算的に選択肢がなかったのですよね。
1996年の夏頃に「割引セールやってたから」と言う理由でMDR-CD750へアップグレード。
5年ほど使用した後「ポータブル型のヘッドフォンよりも安いのも何だしな」と2001年の末にATH-W100を導入。
さすがに40000円近くも払うともったいなくなり以降8年間しっかりと使用。
そして今回。
2台態勢で過去最高額の投資。
10年以上というか、鳴らなくなるまで使いたいモノです。