サイト名は変わりました。ブログ名はそのままです。URLは変えられませんから…
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当初の予定から遅れること1ヶ月。
例のオーディオショップから「SRS-002、入荷しました」という連絡が。
ええ、鞄には11月から忍ばせているSRS-002の代金。
仕事帰りにショップに直行、確保してきました。
そのときついでに聴いたソニーのヘッドフォン、MDR-R1も結構良かったのですが、予約したヘッドフォンを買うついでにまたヘッドフォンを衝動買いとか一体何の冗談なのかと自分に言い聞かせて自重。
個人的には、MDR-R1は十分に検討の余地があると思います。価格.comあたりでよく調べれば2万円を切ると思うので…
話がそれました。
おお、箱はずいぶんとゴージャスになりましたね。
SRS-001MkIIはそっけない茶箱に商品名と特徴が書かれたシール一枚だったのに。
全部英語なんですが、輸出ありきの企画なんですかね?
それでは、箱を開けてみましょう。
整然と並べられた内部。つうか、もうちょっと箱小さくても良いような気が…
とりあえず、入っているものは
マニュアル
保証書
イヤースピーカー
ハンガー(オーバーヘッドアーク)
イヤーチップ三種(大、中、小。イヤースピーカーに中が取り付け済み)
専用ドライバー
ポータブル機器との接続コード(ミニプラグ、30センチ)
電池
電池と接続コードはSRS-001MkIIには入っていませんでしたので、進歩といえば進歩ですねぇ。買ってきてすぐ使用できる。良いんじゃないでしょうか。
ここから先、せっかくなので、旧機種であるSRS-001MkII(以下 前作 と呼称。対するSRS-002は、以下 新作 と呼称)とといちいち比較しながら見ていくことにしましょう。
前作は、購入してから14年近く経過しているので、かなりくたびれていますが、まあ参考程度ということで。
なお、すべての写真において、向かって左側が前作、右側が新作となります。
専用ドライバー
前作はなだらかな曲面を描いていますが、新作はフラットな造形ですね。
あと入力端子の位置も違いますね。良いんじゃないでしょうか。
ipodやWalkman重ねて持ち歩くことを考慮したのでしょう。
ただ、写真では見にくいかも知れませんが、新作のほうは高価なくせに質感が安っぽいです。
裏から見たところ
ふむ。バッテリーの位置が違いますね。
しかしアレですね。大きさ自体は余り変わりませんね。
なお、新作には、「ノーマルモード」と「エコモード」を切り替えるスイッチがついています。メーカー曰く
「電源部を改良。エコモード時アルカリ乾電池で5時間以上持つ」らしいのですが、ちょっと待った。
前作のパンフレットか何かでに、アルカリ電池で8時間持つっていわなかったっけ?
確かに前作は旅行に実家帰りにとずいぶん連れ回しましたが、明らかに5時間以上持っていたような気がします。
どういう状況下を想定して電池の持ちを測っているのかは分かりませんが、なんかここだけ見ると退化しているように見えてちょっと…
さて、肝心のイヤースピーカーですよ。
うん。メーカーロゴとパンチングメタルの色は好みが分かれるところですね。
私はどちらかと言うと前作の金色の方がいいと思います。
ちなみに写真では新作の方は真っ黒に見えますが、質感の違うパーツの組み合わせなので、真っ黒で味気ないデザイン、というわけではありません。
というか、これ、外人に受けるようにデザインしたのではないでしょうか…彼らは真っ黒大好きですからね…やはり、これはまず輸出ありきの企画だと思った方がよさそうですね。
ちなみに肝心の内部はというと、メーカー曰く「振動板は前作の15%の軽量化を見た」らしいのですが、目視では当然分かりません。
耳側から見たところ
掃除したのだけど、前作の方はちょっと汚いね…
まあ、それはともかく。
形状には全くといって良いほど変化は見られません。
ただし、イヤーチップの形状が変わっています。
前作は半透明の乳白色で肉厚なシリコンだったのですが、新作のほうは真っ黒でペラペラ。大きさも同じ「大」で比較してもずいぶんと小さいです。
これは正直、評価が分かれると思います。
ちなみに私は、この黒いイヤーチップではうまく装着出来ず、低音が抜けてしまいます。
仕方が無いので、前作のイヤーチップを取り外して新作に移植して使用しています。
現在、ショップを通して、この前作のイヤーチップが取り寄せ可能かどうか問い合わせている最中であります。
オーバーヘッドアーク
付け根からバキバキ折れるこの形状は改良する気無しと見えて、そのままです。
触った感じ、樹脂の素材が変更されたようにも見えないので、本当にそのままな模様。
あと金属部分が塗装されました。その代わりに前作についていたクッションがなくなりました。
クッション、と表現しましたがほとんど飾り。別になくてもいいので実害はないのですが、値段は上がったのに装備は簡素化されているというのはいただけませんねぇ。
システム全体図
組み立てて見ると、ドライバーユニットのデザインが変わり、イヤーチップが違う以外、全くといって良いほど違いはありませんね。
それでは、肝心の音質はどうなのか。
視聴環境は、Walkman NW-A867のライン出力から取ります。
元々ポータブル機器との接続が前提ですから、ステレオに接続するよりも現実的だと思った訳です。
それでは、前作で使用していたACアダプタをつないで…あれ、電源が入らない?
ACアダプタ、壊れたか?そう思い、改めて前作につなぐと、こちらはちゃんと電源が入る。
ああ、これはアレか。
発売延期になった折に、電源周りが云々と言っていたな。
結局回路の変更はせず、「動作する」ACアダプタを仕入れて解決を見たのか。
案の定メーカーサイトに「アダプターの種類によっては動作しないことがあります」とある。前作ではそんなこと、どこにも書いてなかったのに…
確かに私の使っているACアダプタは汎用だ。純正品じゃない。でもさ、前作は問題なく動いているんだぜ?
ねえ、STAXさん。これって欠陥機なんじゃ…
まあ、買ってしまったものは仕方ない。
肝心の音質。
さすがにこれは、コンデンサー型ならではの繊細な音。
ステレオに接続してあるSRS-404にも通ずる素晴らしい世界。
しかも、前作やSRS-404のように事前にエージングなしでこの音。
なるほど、メーカーが大威張りで「15%の軽量化」と謳うだけはあります。
前作はさすがに14年使っているだけあって、すっかりへたってずいぶんとハイ落ちな感じなので、余計に目立ちますね。
ちなみに、ふと思い立って、前作のイヤースピーカーを新作のドライバに接続して音を出すと…
あら不思議、新作のイヤースピーカーとそっくりな音が!
どうやらへたっていたのはドライバのほうだったようです。
まあ、イヤースピーカーの方は6年くらい前に修理に出しているので、そのときに振動板が新しくなったことも十分考えられるので、一概には言えませんが…
さて、長々と書きましたが、私的にはですね…
SRS-002と言う型番ですが、正直そこまでの大きな変化ではないですね。
新モデルというよりは、SRS-001MkIIの再販。
従って、SRS-001MkIIIとか、そういう型番が与えられるべきだったと思います。
従って、SRS-001MkIIの所持者であるならば、ドライバーとイヤースピーカーのオーバーホールを検討した方が良いと思います。ただ製造中止になってかなりの年月が経過している上に、後継機たるSRS-002がこうして発売されてしまったので、今更STAXがSRS-001MkIIのオーバーホールに応じてくれるかは分かりません。サイトを見る限り、振動板、ドライバ共に修理はしてくれるみたいですが、要相談となっていますので、望み薄し、といったところでしょうか。
状態の良いSRS-001MkIIをお持ちなら、買う必要は無いと思います。
まあこの辺は、各々視聴して決めることですので、私がどうこう言うところではないですね。失礼しました。
それでは皆さん、STAXで良き音楽ライフを。
例のオーディオショップから「SRS-002、入荷しました」という連絡が。
ええ、鞄には11月から忍ばせているSRS-002の代金。
仕事帰りにショップに直行、確保してきました。
そのときついでに聴いたソニーのヘッドフォン、MDR-R1も結構良かったのですが、予約したヘッドフォンを買うついでにまたヘッドフォンを衝動買いとか一体何の冗談なのかと自分に言い聞かせて自重。
個人的には、MDR-R1は十分に検討の余地があると思います。価格.comあたりでよく調べれば2万円を切ると思うので…
話がそれました。
おお、箱はずいぶんとゴージャスになりましたね。
SRS-001MkIIはそっけない茶箱に商品名と特徴が書かれたシール一枚だったのに。
全部英語なんですが、輸出ありきの企画なんですかね?
それでは、箱を開けてみましょう。
整然と並べられた内部。つうか、もうちょっと箱小さくても良いような気が…
とりあえず、入っているものは
マニュアル
保証書
イヤースピーカー
ハンガー(オーバーヘッドアーク)
イヤーチップ三種(大、中、小。イヤースピーカーに中が取り付け済み)
専用ドライバー
ポータブル機器との接続コード(ミニプラグ、30センチ)
電池
電池と接続コードはSRS-001MkIIには入っていませんでしたので、進歩といえば進歩ですねぇ。買ってきてすぐ使用できる。良いんじゃないでしょうか。
ここから先、せっかくなので、旧機種であるSRS-001MkII(以下 前作 と呼称。対するSRS-002は、以下 新作 と呼称)とといちいち比較しながら見ていくことにしましょう。
前作は、購入してから14年近く経過しているので、かなりくたびれていますが、まあ参考程度ということで。
なお、すべての写真において、向かって左側が前作、右側が新作となります。
専用ドライバー
前作はなだらかな曲面を描いていますが、新作はフラットな造形ですね。
あと入力端子の位置も違いますね。良いんじゃないでしょうか。
ipodやWalkman重ねて持ち歩くことを考慮したのでしょう。
ただ、写真では見にくいかも知れませんが、新作のほうは高価なくせに質感が安っぽいです。
裏から見たところ
ふむ。バッテリーの位置が違いますね。
しかしアレですね。大きさ自体は余り変わりませんね。
なお、新作には、「ノーマルモード」と「エコモード」を切り替えるスイッチがついています。メーカー曰く
「電源部を改良。エコモード時アルカリ乾電池で5時間以上持つ」らしいのですが、ちょっと待った。
前作のパンフレットか何かでに、アルカリ電池で8時間持つっていわなかったっけ?
確かに前作は旅行に実家帰りにとずいぶん連れ回しましたが、明らかに5時間以上持っていたような気がします。
どういう状況下を想定して電池の持ちを測っているのかは分かりませんが、なんかここだけ見ると退化しているように見えてちょっと…
さて、肝心のイヤースピーカーですよ。
うん。メーカーロゴとパンチングメタルの色は好みが分かれるところですね。
私はどちらかと言うと前作の金色の方がいいと思います。
ちなみに写真では新作の方は真っ黒に見えますが、質感の違うパーツの組み合わせなので、真っ黒で味気ないデザイン、というわけではありません。
というか、これ、外人に受けるようにデザインしたのではないでしょうか…彼らは真っ黒大好きですからね…やはり、これはまず輸出ありきの企画だと思った方がよさそうですね。
ちなみに肝心の内部はというと、メーカー曰く「振動板は前作の15%の軽量化を見た」らしいのですが、目視では当然分かりません。
耳側から見たところ
掃除したのだけど、前作の方はちょっと汚いね…
まあ、それはともかく。
形状には全くといって良いほど変化は見られません。
ただし、イヤーチップの形状が変わっています。
前作は半透明の乳白色で肉厚なシリコンだったのですが、新作のほうは真っ黒でペラペラ。大きさも同じ「大」で比較してもずいぶんと小さいです。
これは正直、評価が分かれると思います。
ちなみに私は、この黒いイヤーチップではうまく装着出来ず、低音が抜けてしまいます。
仕方が無いので、前作のイヤーチップを取り外して新作に移植して使用しています。
現在、ショップを通して、この前作のイヤーチップが取り寄せ可能かどうか問い合わせている最中であります。
オーバーヘッドアーク
付け根からバキバキ折れるこの形状は改良する気無しと見えて、そのままです。
触った感じ、樹脂の素材が変更されたようにも見えないので、本当にそのままな模様。
あと金属部分が塗装されました。その代わりに前作についていたクッションがなくなりました。
クッション、と表現しましたがほとんど飾り。別になくてもいいので実害はないのですが、値段は上がったのに装備は簡素化されているというのはいただけませんねぇ。
システム全体図
組み立てて見ると、ドライバーユニットのデザインが変わり、イヤーチップが違う以外、全くといって良いほど違いはありませんね。
それでは、肝心の音質はどうなのか。
視聴環境は、Walkman NW-A867のライン出力から取ります。
元々ポータブル機器との接続が前提ですから、ステレオに接続するよりも現実的だと思った訳です。
それでは、前作で使用していたACアダプタをつないで…あれ、電源が入らない?
ACアダプタ、壊れたか?そう思い、改めて前作につなぐと、こちらはちゃんと電源が入る。
ああ、これはアレか。
発売延期になった折に、電源周りが云々と言っていたな。
結局回路の変更はせず、「動作する」ACアダプタを仕入れて解決を見たのか。
案の定メーカーサイトに「アダプターの種類によっては動作しないことがあります」とある。前作ではそんなこと、どこにも書いてなかったのに…
確かに私の使っているACアダプタは汎用だ。純正品じゃない。でもさ、前作は問題なく動いているんだぜ?
ねえ、STAXさん。これって欠陥機なんじゃ…
まあ、買ってしまったものは仕方ない。
肝心の音質。
さすがにこれは、コンデンサー型ならではの繊細な音。
ステレオに接続してあるSRS-404にも通ずる素晴らしい世界。
しかも、前作やSRS-404のように事前にエージングなしでこの音。
なるほど、メーカーが大威張りで「15%の軽量化」と謳うだけはあります。
前作はさすがに14年使っているだけあって、すっかりへたってずいぶんとハイ落ちな感じなので、余計に目立ちますね。
ちなみに、ふと思い立って、前作のイヤースピーカーを新作のドライバに接続して音を出すと…
あら不思議、新作のイヤースピーカーとそっくりな音が!
どうやらへたっていたのはドライバのほうだったようです。
まあ、イヤースピーカーの方は6年くらい前に修理に出しているので、そのときに振動板が新しくなったことも十分考えられるので、一概には言えませんが…
さて、長々と書きましたが、私的にはですね…
SRS-002と言う型番ですが、正直そこまでの大きな変化ではないですね。
新モデルというよりは、SRS-001MkIIの再販。
従って、SRS-001MkIIIとか、そういう型番が与えられるべきだったと思います。
従って、SRS-001MkIIの所持者であるならば、ドライバーとイヤースピーカーのオーバーホールを検討した方が良いと思います。ただ製造中止になってかなりの年月が経過している上に、後継機たるSRS-002がこうして発売されてしまったので、今更STAXがSRS-001MkIIのオーバーホールに応じてくれるかは分かりません。サイトを見る限り、振動板、ドライバ共に修理はしてくれるみたいですが、要相談となっていますので、望み薄し、といったところでしょうか。
状態の良いSRS-001MkIIをお持ちなら、買う必要は無いと思います。
まあこの辺は、各々視聴して決めることですので、私がどうこう言うところではないですね。失礼しました。
それでは皆さん、STAXで良き音楽ライフを。
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