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長岡鉄男という名に、聞き覚えはありますか?
ええ、私も良くは知らないのですが、とにかく、自作スピーカー界隈では、それなりに名の知れた人物であったと聞いています。

そんな彼が設計したスピーカーの中に、D-10という型式のスピーカーがありました。
ペットネームは、「バッキー」。

実家を出て一人暮らしをするにあたり、小型スピーカーを導入する必要に迫られたモノの、お金がなかったので、自作を決意しました。
図面が載っていた雑誌にはシナ合板を使うよう指示がありましたが、地方では手に入りにくく高価なため、安価で大量に出回っているラワン合板を使用。
確か…2枚で1万円程度だったような…
最も、15mm以上の厚みを持つ合板そのものが手に入りにくく、結局取り寄せでした。
  ユニットはフォステクスのFE-103Sの使用が推奨されていましたが、高価な上、限定モデルでとても手が出ません。そこで何故か手元にあったaidenというメーカーのユニットを使用。というかこのユニットがあったからこそD-10の制作に踏み切った訳なのです。

組み立てっぱなし、仕上げは無し。
吸音材? なにそれ美味しいの?
ターミナルはその辺のホームセンターで買ってきたプラスチックのワンタッチ型。
…等々、オーディオ機器として疑問符がつきかねないことばかりですが、とにかく完成。
小型スピーカーとして製作したのですが、以外と巨大でビックリ。
まあ幅は確実に狭くなったので、良しとしましょうか。
音質は、苦労して作った、という脳内フィルターが効いているらしく、なかなかの完成度。

後にツイーター、FT17Hを0.47μFで接続。
1年後、サブウーファーを製作。適当にでっち上げた代物でしたが、結構役に立ちました。
さらに3年後、ユニットをフォステクスのFF125Kに換装、コンデンサを0.68μFに変更の上、さらに4年以上使用。
やがて実家をリフォームした際に、さらに狭い部屋へと押し込まれ、D-10すら置けなくなりB&WのCM1を導入。廊下で放置される日々が続きました。

そしてとうとう
「邪魔だから、使わないのなら捨てるよ」
と、死刑宣告。

ユニットを取り外して、燃えるゴミ送りです…
このまま解体するというのは実に勿体ないですが、部屋がないので仕方ありません。
せめて写真だけでも、ということで、一枚。

20110321_01.JPG

直射日光に当たりすぎて白いコーン紙が見る影もありませんね。
内部配線材も酸化して真っ黒。
制作費はわずか1万数千円。前述の通り、お金が無くて仕方無く…という流れで製作したスピーカでしたが、気が付けば8年以上も現役でした。
さらば、バッキー。
CM1とは全く違う音が魅力的でした。低音はお察し下さいというレベルですが、それも今となっては良い思い出。

また、D-10の音が恋しくなったら…
マイクロピュアのAP5001IIでも導入するか、音工房ZのZ700-FE108EΣキットでも購入して、D-10の面影を忍びたいと思います。
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