零距離

 罪を背負った人間は、レティクル座行きの列車には乗れない。だから例の19歳の殺人少年は見つかったときには首と胴体が離れていたのさ（挨拶

今日の仕事は、ずっとばたばたしていて、気をもむ事もあったが、「ああ、俺は今最高に仕事をしている気分だ」と言う妙な達成感に包まれていました。

が、

　

各方面の助けが必要な仕事があった。

モーターを積み込むだけなのだが、運搬、据え付け、電線結線、全て別部署である。

モーターと言っても、密閉タイプ、出力100kwの船舶用モーターである。一台400㎏近い。人間で運べる代物ではないのだ。

いや、仕事柄、人間如きで運べるモーターのほうがむしろ珍しいのだが。

打ち合わせをして、今日の11時から行うこととなったが…

運搬さんよぉー。どうして2時間も早くスタートするかなー。いや、「早く終わった」っていうのも分かるよ。うん。

だがな、他との連携とか有るのよ。いきなり「2時間早まった」なんていわれても、その、何だ、困る。

仕方がないので、据え付け担当に連絡。

「朝から現場に一人いる。大丈夫」

で、その現場に誰もいないわけですが…錆打ちしてないですが…

仕方ない、ウチの作業員の応援を…

「運搬に任せときゃいいだろ」

かくして現場は無人のママで、作業は始まった…

どう見てもグダグダです、本当に（以下略

　

いうならば、零距離射撃で目標を外す…なんて事ができてしまうのは私の日頃の行いによるところが大きいのでしょうか…